1981-04-23 第94回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
ところが、統計情報部発表の繭の生産量は二千九百九十四円でありますから、一キロ当たり九百九十二円の赤字になる。これでは養蚕農家が意欲を失ってわが国の養蚕は減退をしてしまう。農水省は、生糸の需給のアンバランスを図るために価格を抑えて国内生産を減らすような意図があるのではないか、こういうふうにもとれるわけですが、そんなことではいけないというふうに思うんです。
ところが、統計情報部発表の繭の生産量は二千九百九十四円でありますから、一キロ当たり九百九十二円の赤字になる。これでは養蚕農家が意欲を失ってわが国の養蚕は減退をしてしまう。農水省は、生糸の需給のアンバランスを図るために価格を抑えて国内生産を減らすような意図があるのではないか、こういうふうにもとれるわけですが、そんなことではいけないというふうに思うんです。
去る四月十二日農林省の統計情報部発表の農作物の被害——これはお手元に配付申し上げておりますが、これと、これ以外の農林水産関係の都道府県からの報告による被害とを合わせますと、本日現在で約七百億円を超える被害額となっております。このほか、果樹等の樹体被害が、同じく統計情報部発表におきまして二万八千五百ヘクタールとなっております。
今次の異常気象による農作物等の被害は、昨年の十二月下旬から本年三月上旬にかけて、日本付近にシベリア方面から上層の寒気塊が相次いで南下したためにもたらされた記録的な降雪と低温により全国各地に発生したものでありまして、本日農林省の統計情報部発表の農作物の被害と、これ以外の農林水産関係の都道府県報告による被害とを合わせますと、本日現在で七百億円を超える被害額となっています。